東山梨消防本部

オーブントースターの安全な使用に関する調査の実施結果について

オーブントースター、正しく使っていますか?

〜オーブントースターの安全な使用に関する調査を実施しました〜

 オーブントースターは手軽に使える調理器具として、広く家庭に普及しています。しかし、過熱や可燃物の接触などが原因の火災や本体の高温部分に触れてやけどするなどの事故が発生しています。そこで、東京都ではオーブントースターの使用状況や危害などに関する消費者アンケートと安全性に関する試験を実施しました。
 その結果を基に、消費者へのアドバイスや事業者団体への要望等を行います。

調査方法

  • 消費者アンケートは、都内在住で20歳以上の男女2,000人を対象にインターネットで調査
  • 安全性に関する試験は、3製品について温度測定、うち1製品について火災事例の再現試験を実施

アンケート調査結果

  1. 製品の清掃・点検の実態
    庫内の清掃頻度では、「ほとんどしていない」が35.3%、「一度もしていない」が4.5%であり、使用頻度が高いほど「定期的に清掃している」割合が高い傾向がみられた。
    電源プラグの点検・清掃頻度では、「購入から一度もしていない」が37.5%で最も高く、庫内の清掃頻度が高いほど電源プラグの点検・清掃頻度も高い傾向がみられた。【報告書P.10-12】
  2. 危険な設置方法・使用方法(下表参照)
    設置方法では、「テーブルタップや延長コードを使用(コンセントに単独で接続していない)」が「危険と知らなかった」は約3割にのぼり、「トースター本体の上や下に物を置いて使用」することが「危険と知らなかった」が18.3%であった。
    使用方法では、「トースター本体から離れて使用」した「経験がある」が50.1%にのぼり、「バターやジャムを塗ったパンを焼く」ことが「危険と知らなかった」は56.1%であった。【報告書P.13-16】
    危険な設置方法・使用方法のアンケート調査結果表

安全性に関する試験結果

  1. やけどの危険性
    温度測定では、使用中において、本体では前面扉部分が最も高く、150℃以上になった製品があり、3機種とも100℃を超えていた。
    庫内ではヒーター部分が最も高く700℃を超える製品があった。各製品とも、タイマー切断5分後でも庫内のヒーター部分は150℃前後、加熱した食品は100℃以上あった。【報告書P.42-47】
  2. 発火の危険性
    再現試験では、生魚をトレーやアルミホイルを使用せず、焼き網に直接載せて加熱したところ、油が多く滴り落ち、激しい発火現象が見られた。
    くず受けトレーが清掃されず、可燃物が残っていた場合には、火災に至る危険性があることが確認できた。【報告書P.49】

消費者へのアドバイス

  1. 定期的な清掃・点検を心がけましょう
    製品を定期的に清掃することで、火災等の事故を防ぐことにつながります。くず受けトレーの食品カスはこまめに捨てるようにし、焼き網も定期的に洗いましょう。 また、電源プラグにほこりが溜まっていないか、電源コードが家具などの下敷きになっていないかなども点検しましょう。電源プラグにほこりが溜まっていると火災が発生するおそれがあります。定期的な清掃・点検による出火防止を心がけましょう。
  2. 危険な設置方法、使用方法はやめましょう
    以下のような使用方法はやめましょう。コンセントの発火や庫内の食品の発火などの原因となり、火災が発生するおそれがあります。
    1. テーブルタップや延長コードを使用(コンセントに単独で接続していない)
    2. 本体の上や下に物を置いて使用
    3. 使用中に本体から離れる
    4. バターやジャムを塗ったパンを焼く
    5. 油の多い食品を専用のトレーなどを使わず、直接焼き網に載せて焼く
  3. 庫内で発火したときは、慌てて前面扉を開けないようにしましょう
    庫内で食品などが発火した際、前面扉を開けると、炎の勢いが強まるおそれや周囲に可燃物があれば着火するおそれがあります。扉は開けずにタイマーを切って加熱を中止し、電源プラグ を抜いて火が収まるのを待ちましょう。
  4. 使用中・使用後しばらくは本体などに触れないようにしましょう
    使用中や使用後しばらくはオーブントースター本体や庫内、加熱された食品などが非常に高温になっており、やけどをする危険があります。取っ手以外の部分に触れないようにするとともに、加熱直後の食品は素手で触らないようにして、やけどなどの危害に注意しましょう。
  5. 異常があった場合には、使用を中止しましょう
    異常な加熱やタイマーが作動しないなど、使用中に異常があった場合には使用を中止するとともに、取扱説明書の「故障かなと思ったとき」などの記載内容を確認し、対処方法がわからない場合には「ご相談窓口」などに連絡しましょう。
  6. 安全に配慮された製品を選びましょう
    Sマーク電気製品の安全確保のための第三者認証制度による認証を受けた証である「Sマーク」は、安全な製品を選択することを支援するマークです。製品を選ぶ際の参考にしましょう。
  7. 取扱説明書を確認しましょう
    取扱説明書の「日常のお手入れ方法」、「安全上のご注意」、「使用上のご注意」など、記載内容をよく確認しましょう。

要望・情報提供

製造事業者団体、販売事業者団体、国等に対し、さらに安全な製品開発の検討、普及等の取組及び消費者に分かりやすい注意表示等の記載、オーブントースターの適切な使用方法の周知等、使用における事故防止に向けた安全対策を推進するため、要望・情報提供を行います。

報告書はホームページからダウンロードできます。

オーブントースター、正しく使っていますか?
〜オーブントースターの安全な使用に関する調査を実施しました〜
東京くらしWEB(外部サイト)